一寸先は旅。

今、目の前で起きていることのほとんどは旅です。旅行、サッカー、日常のメモをゆるゆる。

鹿児島県の霧島ホテルの温泉が世界一すばらしい件

先日、小・中の同級生の結婚式に参列するため鹿児島へ行ってきました。

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小学生のときに「ドンキーコングごっこ」と題した大して面白みのない遊びに夢中になり、届くはずのない距離をドンキーコングのように飛び移ろうとしてバスケットゴールから派手にダイブ→骨折していた彼がこんなに立派になり目頭が熱くなりました。

 

懐かしい同級生の面々も多数参列し、非常にナイスなサタデーだったわけです。

 

 

―翌朝。僕は友人の「辻」と会うことになっていた。

鹿児島へ行く1週間前に届いた1通のLINE。
「最強の温泉連れて行ったるわ」


震えた。自称温泉好き、温泉パラダイスの鹿児島で育ち一通り温泉のことは分かっているつもりだった。それを見透かすかのような一言。
そんな辻は、僕がチェックアウトを済ませたホテルの正面に車を付けた。

「辻と行く 最強の日帰り温泉ツアー」が始まった。

辻のワゴンRが、はとバスに見えてきた。

 

辻【つじ】 辻こと辻村君は僕の小・中の同級生で、大学がお互い大阪だったためディープなミナミの街で夜な夜な遊んだ戦友である。

堂本剛の歌真似はピカイチでカラオケに本人がいると思われドアを開けられた経験がある。

また禁煙中に我慢できずアメ村に落ちていた真新しいタバコを1度拾って、悩んで、そっと置き、人間を辞めなくて済んだ経験もある。

2人でいるとよく喋るが、実は人見知りが激しく、休日は基本引き籠り、別の名を「とにかく根暗な辻村」とも。 

 

今回訪れたのは霧島温泉郷鹿児島市から車で北へ1時間とほどよい距離。空港に近くアクセス◎。

鹿児島=温泉のイメージはあるけど、温泉街を挙げろと言われて霧島の名前はなかなか上がらないのではないだろうか。

全国的には「霧島?黒霧?飲み方は?」ってな具合だろう。一番有名なのは指宿かな。もちろん指宿は素晴らしいし、浦和レッズだってキャンプに来る。

ただ霧島は知名度こそ劣るが、湯質と湯量は実は鹿児島No.1なのだ。(このへんはあらかじめWikipediaで予習済みなのだ。)

霧島は坂本竜馬が新婚旅行で訪れた地としても有名だったりする。

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道中、車酔いで僕のオートリバース機能が発動しかけるハプニングに見舞われながらも、なんとか着いた。


温泉街特有の硫黄の匂い、いたるところから立ち上る湯煙。これだけでテンションアゲアゲだ。


温泉街らしくたくさんの旅館・ホテルが軒を連ね、その多くで日帰り入浴が可能だ。

今回温泉ソムリエ辻がチョイスしたのは「霧島ホテル」。

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ロビーに足を踏み入れると高級感漂う雰囲気。料金を払い、いざ大浴場へ。

 

脱衣所はカゴだけのタイプか。財布だけでも貴重品ロッカーに入れておくか。
ここで事件が起きる。

 

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・・・閉まらない。

僕の長財布はどう頑張っても5cmはみ出る。
ふと脱衣場の方に目をやると数人が一部始終を見ている。このまま諦めて風呂に入れば、僕の財布は丸腰だ。

 

この時、一時は抑えた車酔いオートリバース機能がスイッチオンしかけ、なにが最強の温泉だと来たことを後悔した。

 

さらに壁に目をやると、こんな注意書きが。

 

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いや、こども全身沈んでるやん!!

横で微笑む辻。グルか、こいつらグルか!?恐ろしい。。。

不安と吐き気で胸がいっぱいになりながら、いざ入浴。


ここからは撮影不可区域のため霧島ホテル公式HPより写真を拝借。

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見よ、この広さ!これすべて源泉かけ流しというから驚き。ものすごい湯量。

しかも立っていても胸のあたりまでお湯がくるほどの深さ。そりゃこども沈むわ。

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車酔いもあっという間に吹き飛び、極楽である。ここまで来たかいがあった。マンモスうれぴーである。

この源泉プールのほかにも、多種多様な風呂があるのでぜひ楽しんでほしい。

しかも入浴料はたったの1,000円。コスパ最強。マンモスうれぴーである。

 

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入口に堂々と掲げられている、「これが温泉だ!」。 まったくもってその通りだ!

そしてここ、実は混浴なのです。しかしレディースタイムが設定されており、女性も安心です。

 

辻の言うとおり本当に最強の温泉だった。

 

わざわざ行く価値がある温泉。みなさんもぜひ鹿児島へ、そして霧島へ、そして霧島ホテルへ足を運んでみてはいかがだろうか。

 

今回レポートを書くに至ったのは、鹿児島はポテンシャルが高いのに、鹿児島人は発信するのが下手だな、もったいないな、もっと鹿児島に人が来てほしいな、という思いからだ。(たまたま乗ったタクシーの運ちゃんも同じようなことを言っていた。)

 

温泉、人情味、旨い飯・酒。すべてがそろった鹿児島へみんなで行ってみてください。

 

この後、鹿児島市内へ戻り焼酎、鳥刺などを堪能し、東京へ。

 

KING OF ONSEN!

 

www.kirishima-hotel.jp

 

〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3948
TEL.0995-78-2121 FAX.0995-78-3001
営業時間: 11:00~17:00(受付時間11:00~17:00)